アンケート：２つ以上のことをするときのコツ、記憶法に関して | レストランマジック研究所 　戦略と戦術をお持ちですか？

コンテンツをダウンロードされる際のご質問で
このようなものがありました

「話す、手を動かす、記憶する等同時に２つ以上のことを確実に行うには
　どのようなコツがあるのでしょうか。
　また、記憶術についても興味があります。」

ということで、ページ上での回答＆共有させていただこうと思います

まず・・・

２つ以上のことを同時にする、ということに関してですが
マジックだと避けて通れない事柄ですよね

非常に大切な部分です、というか、この辺の意識の仕方をしっかりしていない
一般の方の演技は、何をしたいのか、よく分からないものになってしまいます

まず、複数のことをするにしても、表の動作と裏の動作を自分の中で
分けておいた方がいいでしょう

コインをポケットにしまいつつ、次のアイテムを密かに取ってくる
なんてことは、よくあると思いますが、２つの動作
（しまう、取ってくる）
を同レベルに考えてしまうと、えらいことになってしまいます

あくまで行っているのは「しまう」という動作なんだ、と意識すること
まずはここからでしょう

つまり表の動作を意識することです

裏の動作を意識すると、それが緊張感で伝わってしまいます

２つのうちどちらかを無意識なレベルにすることで、一方に意識を意図的に
向けると、お客さんもそっちに意識が向きます

一番いいのは、表も裏も、無意識で、っていうのがいいのでしょうが

できるだけ裏の仕事に対しての意識を減らすことですね

じゃあ、どうやったら減らせるの？

簡単！！

練習です（笑）

残念ながら、これしかないんですよ
でも、上記の点を意識して、どっちも同じレベルで行うのではなく、レベルの
差を意識的に作りましょう

ちなみに、僕は記憶は苦手です

２枚を瞬間的に覚えろ、って言われてもできません

じゃあどうするの？

「仕事は分割する」のです
つまりはタイミングをずらし、１つずつ仕事ができるように手順を構成
していくわけです

ですので、質問に対しての１つの答えとして、同時に２つのことをやらないように
する、という方法もあるでしょう、まあ難しいのですが

確実な方法としては、表の動き（意味）と裏の動き（意味）を理解して
それらを意識して、繰り返し練習
そして、どちらかを無意識にでもできるようにしておく

これが現実的です

そして、記憶ですが・・・コレ僕も苦手で・・
人の名前も、カードも複数になるとめっきりダメです

じゃあ？

たまたまですが、先日庄司タカヒト氏に「接客の魔法」に関しての音声を
撮らせていただきました
僕の中では【裏・接客の魔法】と呼べるくらいの音声です

その中で、飲食店でのオーダーの取り方のコツ、人の名前の記憶法
などを教えてくれています
これは書籍の中にも書かれていないことですが、人間の脳を考えると
非常に、理にかなった方法のはずです

今、音声の編集をしておりますので、興味のある方は
【裏・接客の魔法】をお楽しみに（笑）

あ、ちなみに、僕
受験の際に「記憶術」の教材って買って勉強しているんです
だから、一般的な方法は知っていますよ

日向君などは、その方法でショーをやったこともあるようです

一度に、大量に、忘れないように覚えたいなら、専門的に学ぶ方が
いいと思いますが・・・
こんなのですね　⇒　「記憶術」　

そうでないなら、庄司さんが語っている方法が、手っ取り早いですね