懐かし ソートレクチャー 呼吸の利用
学生の時に、早稲田の山本太郎君と一緒に
レクチャーを行ったことがあります
その名も「ソートレクチャー」
学生の中で、クロースアップをメインにしている人間も
少なかったのですが、その中でもいろいろと
考えてマジックを演じていた人間はもっと少なく
そういった点に関して、レクチャーをしてきました
今考えても、よくしゃべっていたなあ
と思います。
結構きちんとレクチャーしたし、内容的にも
悪くなかったはず
それなりに、勉強になるものを伝えたもの
その内容ですが・・・
題材にしたマジックはシカゴオープナー
この手順は今も演じているもの
そして、その際の注意点として
相手の「呼吸を読むこと」や「ミスディレクションとオフビート」など
今レクチャーしても、十分な内容です
オフビートなどは長くなってしまうので、呼吸に関して
簡単に書きますね
ここでの呼吸とは、物理的なもの
つまり、酸素を取り入れるための生物的な行動です
なんでこれを読まなければいけないか、というと
人間が言葉を発する際には、必ず息を吐きながら音を出します
これは声帯を震わせる、ということをするために
必ず必要な行為になるのですが、これを見計らうためです
つまり息を吸っているときには、人間は言葉を出せません
「ストップ!」って言えないのです
ドリブルフォースなどをする際に、相手の上半身の動きなどを
見切っていると、息を吸う瞬間が分かります
この時には絶対に声を出せません
この後一拍おき、上半身が止まった直後に
「ストップ」というのが普通です
フォースをさせたいタイミングで、息を吐かせるわけです
こんなこと、できないよ!
という方、いるかもしれません
残念ながら、そういった方は、心理学的な勉強などが
足らない方です
NLPなどの勉強をしましょうね
実は簡単にできるようにする方法があります
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自分がこのタイミングで呼吸をするのです
人間はある程度の時間一緒にいると(場合によってはそうでなくても)
動作がシンクロします
これをラポール、ペーシングなどと言います
ラポールは心理的な作用だと学んだ方がいるでしょうが、これは動作にも
当てはまるものです
ドリブルフォースなら、ドリブルしたてのタイミングでは
マジシャンは息を吸っていてください
途中で呼吸を止め、吐き始めるタイミングで
相手は「ストップ!」とかけてきます
不思議なことに、相手と自分の呼吸のタイミングが
一致するわけです
まあ、僕にしてみれば、不思議でもなんでもなくって
相手をちょっとした催眠状態にでもしている感じなのですが
人間は意識しない動きほど、相手にシンクロします
ぜひ今度フォースなどをする際に試してみてください
というか、こんなことを大学生の時にレクチャーしていたのですが
理解してくれた人がいたのか・・・
いまさらに、不安です
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