高額を売る時に効果を発揮 ~権威のトリガー~
今までに、何冊ものレストランマジックに関する
英文書籍を読んできました
その中には、非常に具体的な示唆に富んだものもあり
どの本だったか忘れたのですが、プレスリリースのひな形や
契約書の型などが書かれているものもありました
また、レストランオーナーなどからの紹介文が載っていたものも
あったと思います
要は「このマジシャン、すごいからおたくでも雇ったら面白いよ!」
的な内容なわけです
正直以前は
「知らないレストランの人の紹介文をもらって、なんで仕事が?」
と思っていたのですが、ようやく最近
その謎が氷解しました
まさに、ビジネス的な視点があるかないか、ということなんですね
情報商材などのページなどで、よく見かけるのは
使用者の感想です
これは、販売者本人がどれだけ声を大きくして
「コレ、イイよ!!」
などといったところで信頼はされません
しかし、一度第三者がその感想を語ると、真実になるのです
正確には、信頼性を帯びる、分けです
テレビ通販でも、いっぱいいろんな人が感想を言っているでしょ
あれです
ナレーターの人は、客観的な事柄や特徴を言い
実際のベネフィットは、ほぼ使用者の声を利用しているはずです
まあ、今度テレビを見たらご確認くださいな
こういったものを、逆手に取ったのが「たべログ」の事件ですが
それは、今回はさておき
以前もご紹介した本である
「Yesを引き出す7つのトリガー」
(興味のある方は、上記画像をクリック!)
このトリガーの中に、「権威」のトリガーというものがあります
このトリガーは非常に強力なので、実は高額商品を売る際に多く
用いられます
権威・信頼などを提示することで、相手からYesを引き出すことができる
分けです
テレビCMで芸能人などを使っているのも、このトリガーを発動
させるためです
別に有名ではなくてもいいんです、テレビの健康食品などは普通の
人が感想を述べていますが、それもまた権威のトリガーを発動させるため
商品の推薦や功績のようなものを示しているのです
で、マジシャンをレストランで雇うって言うことは、なかなかに
高額な事柄です
人件費って、固定費のうちのかなりの部分を占めますし
マジシャンなんて、基本人件費の塊ですから
そういった思いを持っている人を説得し、Yesを引き出す
ためには、この権威のトリガーが有効なわけです
「このマジシャンには信頼性がある」という権威を提示する
わけです
これは決して有名な人でなければいけないわけではありません
もちろんその方がいいでしょうが、今までお世話になったレストランや
バーの店長やオーナーに、一言書いてもらえばそれでいいんです
特に今まで何人ものマジシャンを雇ってきた人なら、他のマジシャンと
比べてどこがいいのか?などを書いてもらいましょう
ただ、なかなか「書いてくれ」と頼んでも難しいと思うんです
書きなれていないから
だったら、こっちで「こういう風に、こんなことを書いてくれ」
と、ひな形のようなものを作って、書いてもらうか、こちらで代筆
したものを見てもらい、修正してもらって名前をもらう
という手も使えます。
こうすると、内容にダブりが無くなりますし、自分の長所を存分に
前に押し出すことができます
コールドコールでレストランに売り込む、なんてことは全くの
論外だと思っていますが、何も説得の材料なくお店に行くのも
これまた、無謀です
他の飲食店からの紹介状、しかも有名な所で行った際にいただいた
推薦文や紹介状のようなものは、非常に効果的です
その内容だけではなく、そういったことを書いてくれるくらい
店長や支配人との関係が取れていた、ということのわけですから
当たって砕けろ、的な考えで営業をするのではなく
次につなげられるようなものを、手に入れることができないか
常に意識しておかなければいけませんし、営業のスキルも上げないと
いけないでしょう
上で紹介している本には、強力なトリガーがあと6つ
載っているわけです
これは、文章だけではなく、会話にだって使えるわけです
ビジネスとしてマジックを(特にレストランマジックを)とらえるなら
読んでおいた方がいい本ですよ
もちろん、それ以外でもかなり活用できると思いますが
⇒「Yesを引き出す7つのトリガー」
1回は在庫がなくなってしまったのも、納得の内容
「影響力の武器」よりも薄いですし、読みやすいので
ミニマムに理解ができ、即効性が期待できます。
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