スタンドアップでのマジック | レストランマジック研究所  戦略と戦術をお持ちですか?

スタンドアップでのマジック

standマジックを大きく
分ける場合に
「クロースアップ」と「ステージ」
という、サイズでの分け方があります

ただ、実際には
ゴリゴリのクロースアップを演じる
状況下は少ないものですし
ゴリゴリのステージっていうのも、あまりないですね

趣味の方なら、友達にだけ見せるなんていう
状況があって、それはクロースアップの状況ですが
プロフェッショナルであっても、これぞステージ!
っていうのは、そんなに多くないはず

では、多いのは?ってなるのですが
一番よくある状況が「サロン」と言われるものです

人数的には10~50程度
使う道具はクロースアップと変わらず
音響・照明は作り込めず
あるのは道具を置いておくテーブル位で
自分は立って演じる、って感じ

レストランなら、8~10人掛けの長テーブル
なんてなってくるとほぼこういった状況ですね

じゃあこれ用にマジックを身につけないといけないのか?
ってなると、そうではなくってですね・・・

ネタのチョイスと、演じ方次第って感じです

ああ、ちなみにステージってなると、角度限定を使えたり
照明や音響も使ったり、ってなっている感じですね

さてさて、サロンですが、道具立てとしては
クロースアップと変わらないと思います

40ミリのボールでスポンジやったって見えるし
ポーカーサイズのカードでも、きっちりインデックスが
見えるわけです

後は演じ方次第

お客さんがどれくらいの鶴翼と奥行きで座っているのか?
それを理解してディスプレイをすればいいわけです

スポンジだって、お手伝いの方を隣に1人出てきてもらい
その方の手を使えばいいわけです

ただ、観客との物理的距離ができますので
その分意識的に、相手とコミュニケーションを取ろう
とする方がいいでしょうね

アンビシャスカードをやったっていいのですが
自分の手元で淡々と演じても見ている人には
面白くもありません

クロースアップなら、距離感から観客自身の
視界いっぱいにカードが見えていると思いますが
サロンならそうではないわけですので
いろんなことに、意識を払わないといけません

僕自身は、スタンドアップの状態でトライアンフを
演じることもありますし、通常バーで演じているものと
まったく変わらないものも演じます

1つ便利なのは、メンタルマジックです
基本的にメンタルは、サイズの関係があまりないので

ちょっとした道具を使うようなものを
手に入れて練習しておくと、サロンサイズには
対応できるはずです

マインズデックとかベターですよね
カードですが、インビジブルなどもサロンでいけますね

クロースアップサイズのリンキングリング(チャイナリング)
も、十分にイケますよね
100人くらいまでなら、全く問題ないサイズです

「ステージなんで大きい方がいいですよね!」
なんて言ってくる方で、人数聞いたら
「20人~50人くらいです」
って、心の中では、ズコッ!ってなることもあります

サイズがデカいものを扱うと、物理的にパワーが必要で
その筋肉が体についていないと、結局非常にかっこ悪い
立ち居振る舞いになるんですよ

アメリカなんかだと「スタンドアップコメディ」
の文化があり、こういった場にマジシャンが出ることも
よくあるようですので、そういった場で演じるのに
向いているトリックは多いものです

ダローのトリックなんかは、演技例として
まさにこういった場での演技をシューティング
していることも多いです

さて、個人的にサイズ関係なく便利なのはロープです
ロープカットもアリですし、3本ロープもそう
リングとロープもきちんとやればウケます

僕も3本ロープは、基本的にしゃべりながらですが
曲に合わせて、という演じ方をすることもあります

結局一番演じる場として、あり得るのがこのサロン形式
ちょっとしたパーティーや、会があった際
持っているのがデック一組であったとしても
まあ、どうにかなるものですが、もう少し多い人数に
見せられるようなトリックを身につけておくといいですよ

僕の3本ロープの手順に関しては、コンテンツ化されています
DVDではなく、サイトの視聴になっている理由は
何か質問があった際に、動画などで対応できるように
という理由があります

サロンのトリックを身につけたいなあ、という方には
お勧めできるトリックですので、ぜひどうぞ
⇒ 「3本ロープ」


 
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