DVD「エスパー」に関して:メルマガに+α
先日の表メルマガ
「DVDどうでしょう」でも
取り上げたDVDである
「エスパー」に関して
もう少し詳細に
踏み込んでみようかと思います
まず、スレッド系のDVDってだけでも
少ないのですが、その中で基本的な使い方よりも
ハンドリング重視、実戦派の内容になっていると言うことも
また面白い所です
これだけの内容を、これだけ淀みなく語れると言うことは
全てが自分のものになっていないと、無理ですよ
そして、ある意味で演じる状況などの限定は出てくると
思いますが、その他の状況に関しても
きちんと触れている所も、リアルワークを重ねてきたことを
表しているとおもいます
正直、スレッドに関して一家言ある人間として
非常に興味がある内容で、実際演技と解説を見て
勉強になりました
それ故に、全く正反対の考え方であることも分かりました
どういった点かといえば・・・
スレッドの処理、に関してですね
これは、演じる場の差と言ってもいいでしょう
僕の場合には、常に相手の手が出てくる場での使用なので
「すぐに回収可能」
と言うことが大切です
その為に、直接的なフックはしません
エスパーの場合には、比較的直線的なフックのために
相手の手がすぐ出る状況下では
少々危ない可能性もあります
また、僕の手順の場合、現象は「アニメーション」
と言えると思います
つまり、命無きものが勝手に動く、というものです
エスパーの場合には、「サイキック」現象と言えるでしょう
これは、演者の意志で物を動かす、と言うことです
これにより、僕のハンドリングでは、スレッドが手にかかっている
ことがまずありません
なぜなら、細かくコントロールをする必要が無いからです
でもサイキック現象では、意図している通りに動かす必要が
生まれますので、手にかけることが多くなります
ま、そこを払しょくするため、エスパーの中には
「ワイパー」という技法が入っています
熟練の技だと思いますので、ぜひお楽しみくださいね
あと、手で動かしてはいるのですが、まあ両手が動かない!
正直どうかけているのか分からない位です
この辺もDVD中ではさらりと解説していますが
結局体にリールが付いているので、体を動かすことと
手を動かすことで、物体の動きをコントロールします
また、同じような動きを手と体で、行えたりするので
疑ったとしても、くぐり抜けられてしまうわけです
さらには、グラスとフォークだけでワンルーティーンを
ほぼ完全に作ってしまっているのが、すごいですね
僕自身は単発のエフェクトで終わりにしています
個人的に、エスパーの現象で好きなのは「ノック」です
このシンクロ現象の使い方は、思いつかなかったですね
コパーンのエフェクトである、バタフライ・エフェクトは
僕も演じますが、僕はあくまでカードがひっくり返るだけ
コパーンは、きちんとシンクロ現象として演じています
離れた2つが同じ動きをするって、面白い現象だと
あらためて思いました
ストリートで演じる機会のある人なら、このDVDは
手に入れて勉強しておいた方が面白いと思います
陽光の下でも、スレッドの使用が怖くなくなるのでは
ないでしょうか
もしレストランなどでスレッドを使いたいのでしたら
僕の方法の方が安全かもしれません。
ご興味ある方は、「レストランマジック直売所」より
どうぞ
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