呉越同舟? マジック界のパワーバランスも変わってきました
少々マジック界の濃い部分を
ほとんどのマジシャンの使っているUSプレイングのカード
一時期ブランクフェイスがなくなる、とかって聞きませんでした?
結局安定的に供給できているんですけど
おそらく実際にこういった状態になったと思うんです
ここからは僕の想像が多分に入るのですが・・・
まず、事実として、USプレイングの親会社が以前に変わったんですね
で、その会社は、あくまで事業としてカード製作会社を買い取ったはずです
その点で考えると、メインの顧客はカジノです、決してマジシャンではありません
マジシャン相手にさばいているカードの量なんて、たかが知れています
ということは、マジシャンの使う特殊なカードなんてもっと流通量は
少ないわけです
ブランクフェイスやブランクバックですね
商売として考えれば、そんなものを作るために、製造ラインをキープしておくのは
効率が悪いわけです
そりゃ、作るの考えますわ
今までのUSプレイングは、マジシャンたちに寛大だったわけですよ
ジャンボカードなんて、まさにこれで、特定のラインでだけで作っていたみたいです
1回は完全に作らなくなりましたが、品質を変えて、現在では復活しています
これはマジシャンに対しての、愛情だと思っています。
だから勝手にギャフカードを作ったって
ある程度はお目こぼししてきてくれたと思っています
親会社が新しくなって、そんなこと、どうでもよくなったわけです
そこに文句を言ったのが、マジシャンたち、そして比較的大口の顧客です
メインはマーフィーマジックだと思います
マーフィーが「わざわざオーダー」をすることで、商売として成立させ
ブランクフェイスなどが作られているのが今だと思っています
ただ、こうなる前に、いろいろとあったと思うんです
要は商売として成立すればいいので、US側が提示したのは
「新しいカードを作るっていうんなら、話に乗らないことはないよ」
ってことだったと思います
そこで、その手に乗ったのが、ドイツのカードシャークと
マーフィーマジック
それぞれ、フェニックスデックとマンドリンバックを作って
特殊なカードをオーダーできる状態にしてくれました
おそらくその後に、バイスクルバックでもいいよ、的に軟化したのでしょうね
US側が
つまり、マンドリンデックとフェニックスデックは同じ目的のもと
作られたものであり、ある意味相容れないものだと思っていました
でも、ついに・・・なのか
マーフィーでもフェニックスバックを扱うことに・・
輸入する方としては、一元化できますので楽なのですが
マーフィー大丈夫か?と思うところもありますし
カードシャーク大丈夫か?というところもあります
ある意味で、マーフィーの寡占状態になってしまうので・・
個人的に、その点に何らかの感情を持っているわけではありません
ダウンロードの販売がいけるくらいの、サーバーなども保持しているわけですし
今後は、日本のショップに何かを売り込むのではなく、マーフィーに直接
商品やトリックを売り込むくらいの方が、いいと思いますよ
ま、もしかしたら、数年後には、僕はマーフィーに勤めていることになるかも
しれませんが(笑)
円安が続くなら、ドルベースで給料をもらうっていうのも悪くないですが
あ、ちなみに、エリック・ジョーンズって、今はマーフィーの社員ですからね
各地域に、現地のマジック状況に詳しい人間を一人ずつくらい雇っておいた方が
新しい情報が入ってきやすいとは思いますけどね
その辺は、マーフィーがどれくらい拡大路線を取るのか、ってところで
このご時世、実際には拡大路線は危ないから、小さく小さくまとめていった方が
安全だとは思いますけどね
他人の会社の経営に口出す気は全くありませんが
僕個人でも、多少はマーフィーに影響力がありますから
多分これからも、一般の方にはまったく見えない所で
日本のマジック界にも影響を与え続けることになるでしょう(笑)
さて、次は何を仕入れようかな・・・
手品・マジック(趣味) ブログランキングへ