デック2つを組み合わせれば

まだまだ無限にトリックの
可能性が見えてきますよ!

 

ページにお越しいただきありがとうございます
レストランマジック研究所小林です。

 

今回もあなたに、面白いノートをご紹介したいと思います。

 

今回もアルド・コロンビニ氏のノートになります。

もしかすると、ノートよりもDVDの方が良く知られている物かも

しれません。

 

「ダブルデッカー」という作品集になります。

 

人気のDVDシリーズが日本語に

 

 

その名の通り、2組を使ったトリックを集めたものなのですが

多くの人が考えるのは、一方のデックから観客が選び

もう一方のデックから演者が選び、デックを交換して再度カードを出すと

一致している、みたいなものではないでしょうか?

 

もちろん、いい現象なのですが、今回コロンビニはこのような

ステレオタイプの物ではないトリックを意図的に集めようとしています。

そして、結果として、非常に様々なトリックが集まり

まだまだ研究の余地が残る分野だと感じたようです。

 

一方はレギュラーデック、もう一方を何らかのギミックデックにしていたり

またスタックを作っておくことで、かなり多様な現象を生み出せます。

そして、一方がレギュラーデックであると、そちらを利用して演技を

始めることで、デック全てがレギュラーである印象も届けられます。

 

ここでは20のトリックを解説しています。

考案者はエルムズレイやファルブス、コロンビニなどいつものメンバー

なのですが、だからこそ安定したクオリティになっていると言えるでしょう。

 

THE RED AND THE BLUE (Alex Elmsley)

カードの交換現象なのですが、意外な交換です。

Youtubeにアップされているものがありましたので、参考にしてみて下さい。

 

MENTAL MATES (Karl Fulves)

自由にサンドイッチにしてもらったカードが一致するという、奇妙な現象。

巧妙なグリンプスの方法を学べます。

 

SYNCHRONISM (Tony Bartolotta)

少し込み入ったトリックになりますが、観客が選んだカードの数字分

カードを配ると演者のデックでも同じカードが出てきて、演者の選んだ

カードの数字分カードを配ると、演者の選んだカードが出てきます。

準備は必要ですが、完全にシャッフルしたデックから演じられるものです。

 

THE ALL-FAIR COINCIDENCE (Edmund Balducci & Ken Krenzel)

バルドゥッチのあのムーブを使い、観客自身にフォースをしてもらう

そんな大胆なトリックになっています。

完全にシャッフルされたデックからでも、問題なく演じられるので

この方法を知っておくと、応用が利くと思います。

 

HYPNOTISN’T (Karl Fulves)

一方の観客は赤裏のデックを、もう一方のデックは青裏のデック
を持ってもらい、1枚のカードを互いに選びますが
不思議なことに同じカードを選んでいます。

 

DOUBLE S’ENTENDRE (Ken Krenzel)

2デックを示し、2人の観客に1枚ずつを選んでもらいます。

そして、デックをカットし、それぞれの観客が相手のカードを

探し出してしまいます。

 

上2つのトリックに関しては、基本的な技法を2デックで行う

という新しい視点を与えてくれる刺激のあるトリックになっています。

 

PARITY COINCIDENCE (Aldo Colombini)

タイトルの通り、パリティ・プリンシプルを活用した一致現象。

カードを配っていき、1枚を表向きにしてデックの中ほどに入れる

作業を2つのデックで行います。

不思議なことに、表向きにしたカードの左右のカードが一致しています。

 

INFLUENTIAL PAIRS (Karl Fulves & Roy Walton)

このノートの中でも、一番変わっている現象のトリックかもしれません。

2つのデックをテーブルに置き、一方を選んでもらいます。

そのデックをシャッフルしたら色に合わせてカードを表向きに

分けていきます。マジシャンはもう一方のデックで同じように

して行きますが、デックは裏向きのまま行います。

マジシャンはランダムに配ったように見えますが、表向きにすると

赤と黒にきれいに分かれています。

 

DUP-LICATES (J.K. Hartman)

古典的なDo As I Doの手順によるカードの一致現象ですが
JKハートマンらしい興味深いセットを行うことで

デックの交換をするという作業を減らしています。

 

RESULT OF THOUGHT (Roy Scott)

ポールカリーのパワーオブソートのバリエーションになるトリックです。

同じタイミングでカードを配っていくと、カードが一致します。

 

THE JAKS TWO-DECK TRICK (Stanley Jaks)

実際には3デック使っている、豪勢な手順です。

1つのデックはあらかじめポケットに入れておいてもらい
誰も触れないようにします。

 

残り2つのデックは色違いのデックで、2人の観客のポケットに入れます。

そして、1枚を入れ替えてデックに入れてもらいます。
デックを取り出して裏の色の違う1枚を見てみると一致しています。

 

さらに、最初からよけておいたデックをスペリングで配ると
同じカードが現れます。

 

 

KINGS ROYALE (Nick Trost)

演者の選んだ適当な4枚が、4枚のKで
別のデックから出した適当な4枚が、いつの間にか
このKに影響を受けてしまいまいます。

COINCIDENTAL CUT (Arthur Setterington)

クロースアップというよりも、ステージやサロンで活用できる
2デック使ったトリックだと思います。

 

ワイングラスを3つ準備しテーブルに置きます。

そして青裏のデックを取り出して広げ、グラスの中に

1枚ずつカードを入れていきますが、観客から見て

裏向きの状態で入れます。次に赤裏のデックを取り出し

観客に好きなだけカットをしてもらいます。

 

最終的にカットした所から3枚のカードを取りだし

グラスに入れます。最初に入れた3枚と確認すると、一致しています!!

 

ALL DONE BY COLORS (Roy Walton)

ロイウォルトンによる、カードの入れ替わり現象です。

赤裏のデックを1つと青裏のデックを1つテーブルに出して並べて

適当なカードを1枚何か言ってもらいます。

そのカードが青裏のデックの中ほどから赤裏のデックの中ほどに移動し

そして青裏のデックの中ほどから赤裏のカードが現れます。

 

MATE-HEMATIC (Aldo Colombini)

マジシャンは赤と青の2つのデックを示します。

一方のデックはテーブルに置いたままにして、もう一方のデックから

2人の観客にそれぞれカードを選んでもらいます。

先にテーブルに置いたデックから、先ほど選ばれたカードを抜き出して

裏面を示すとそのカードのみ裏の色が異なっています。

 

COLOR TRANSFER (Francis Haxton)

ある意味で、パケットトリック的なものなのですが
これもまた、2つのデックを活用して演じています。

赤裏のデックから4枚のQを抜き出します。

同じように青裏のデックから4枚のQを抜き出すとQの裏の色が入れ変わります。

 

THE SAVAGE (Aldo Colombini)

赤裏のデックと青裏のデックの2つを使って

‘偶然の事柄’を続けて行きます。

カードのスタックをしておく部分がありますが

スタックしたカードを見たとしても、どういった目的で

スタックされているのか全く分からないでしょう。

コロンビニらしい巧妙な準備がされている状態です。

 

TWO-DECK CARD TRICK (U.F. Grant)

マジシャンは2つのデックを観客に渡します。

そのうちの一方を選んでもらったら、よく混ぜてもらった後に

1枚を選んでもらいます。残ったデックは演者がケースから出し

選んだカードの数字だけを教えてもらいます。

 

ここで“5です”と言われたとして、そして5枚を

カウントダウンしてカードを表向きにすると

相手の選んだカードと同じものが出てきます。

 

SECOND CHOICE (Gus Southall)

演者は青裏のデックを観客に手渡し、赤裏のデックは演者が持ちます。

観客のデックを裏向きの状態でテーブルに置いたら3つの山に分けてもらいます。

 

演者は1枚の赤裏のカードを抜き出し、3つに分けたパケットの一つを

観客に選んでもらいます。そして、そのパケットの上に

赤裏のカードを裏向きのまま重ねます。同じ動作をさらに2回同じことを行います。

 

それぞれの青裏のパケットをカットして赤裏のカードが

パケットの中ほどに来るようにします。そして、赤裏のカードと

その直下にあるカードを一緒に取り出して、テーブル上に表向きにします。

すると、3つのペアは完全に一致しています。

 

ULTRA COINCIDENCE (Martin Gardner)

ダブルクライマックスを持つマッチング現象が起こります。

手筋としては、比較的スタンダードなものですが

それだけにシンプルでダイレクト、パワフルな手順になっています。

 

さて、購入方法と価格ですが

 

商品はいつも通り、印刷の冊子とPDFのバージョンと2種類あります。

お好きなバージョンをお選びいただきお買い求めください。

 

印刷冊子は1冊2,500円 、PDFバージョンは2,000円
とさせていただきます。

 

この辺は今までの冊子とあまり変わりません。

冊子版を買ったとしても、1作品の価格はかなりお安め!

しかも、送料もここに含ませていただきます。

 

決済ですが銀行振り込みまたは、カード決済(PAYPAL)

になります。冊子の場合には決済終了後に配送作業に入ります。

PDFの場合には、決済終了後にメールにてURL及びパスワード

をお送りさせていただきます。

 

印刷版冊子の購入はこちら
送料・税込 2,500円

 

 

 

PDFバージョンをご購入はこちら

税込 2,000円

 

 

今回は2デック使うタイプのトリックなので、持ち運ぶものが

多くなり面倒・・・みたいに思う方もいると思います。

でも、たった1デックをプラスするだけで、現象の幅はは広がり

不思議度のインパクトも上がると思います。

 

DVDでもこのシリーズは数巻出ているくらいですので、人気のシリーズです。
ぜひ、楽しんでみてください。